サボテン根腐れのサインとは?ブヨブヨ変色と手遅れ危険度を徹底解剖
根元がすでにブヨブヨに軟化しているものの、頂点付近がまだ青く硬さを保っている場合、唯一残された救済策が胴切り(茎の切断)です。病変部を完全に切り離し、無菌の組織から新しい根を再生させます。
作業には、消毒用エタノールや火であらかじめ滅菌したカッターナイフを使用します。刃が汚れていると、切断面から新たな雑菌が侵入して二次感染を引き起こします。
切断は、変色した部分の1, 2cm上部の健全な緑色組織を狙って一気に水平に行います。断面の中央にある維管束を注視してください。もしオレンジ色や茶色、黒色の斑点がわずかでも残っていれば、病原菌がまだ導管を遡上している証拠です。断面が完全に純白または均一な淡緑色になるまで、数ミリ単位で刃を消毒しながら切り戻しを繰り返します。
切断後は、鉛筆を削るように周囲の表皮を薄く面取りします。サボテンの肉質部分は乾燥すると中央が窪み、周囲がせり出してくるため、面取りをしておかないと発根部が土に届かなくなるためです。その後、ベンレートやトップジンMなどの殺菌剤・切り口乾燥処置を行い、風通しの良い日陰で2, 3週間しっかりと切り口をコルク化(乾燥硬化)させます。
切り口が完全に乾いたら、いよいよ発根管理に移ります。乾いた無菌の小粒赤玉土やバーミキュライトの上に切り口を乗せ、直射日光を避けた明るい日陰に配置します。この段階で水を与えてはいけません。根がない状態での給水は切り口を再び腐らせるだけです。数週間から数か月が経過し、断面から白い新根が数ミリ確認できた段階で、初めて少量の水やりを開始します。