すとぷり莉犬の現在と生い立ちの真実|過去の苦悩とネットへ逃げた理由を徹底解剖
生い立ちの苦悩に拍車をかけたのが、物心ついた頃から抱いていた身体の性別に対する激しい違和感でした。莉犬は生まれ持った身体は女性でしたが、心の性は一貫して男性でした。思春期を迎え、第二次性徴によって自らの身体が望まない変化を遂げていく過程は、言葉を絶する苦痛であったと明かされています。
当時、まだ社会的な理解が十分に進んでいなかった性同一性障害(GID)。誰にも打ち明けられず、胸を締め付ける補正下着を身につけ、声のトーンを意識的に低く保つ日々に精神は摩耗していきました。声優養成所に通い、夢を追いかけ始めた時期にも、女性としての配役を求められる現実にアイデンティティの裂け目を深く自覚せざるを得ませんでした。
転機となったのは、2017年9月2日の公式Twitter(現X)での性別公表です。活動が軌道に乗り始めた重要なタイミングでの告白は、アイドル的な支持基盤を揺るがしかねない極めて重大な賭けでした。しかし莉犬は「リスナーに嘘をついたまま愛されたくない」「自分の真実の姿を受け入れてもらえなければ、これ以上前を向けない」という確固たる信念のもと、長文の手紙を通じてカミングアウトを決断しました。
結果として、この真摯な告白はファンからの圧倒的な肯定と共感を呼びました。自らの痛みを曝け出すことで、同じように自認と周囲の視線に苦しむ若者たちのメンターとしての立ち位置を確立することになったのです。