薬屋のひとりごと簪の種類一覧!誰から貰った?デザインと身元保証の全貌

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作中で最も実利的な価値を生み出したのが、若い武官・李白から贈られた真鍮の簪でした。園遊会において李白は、高嶺の花である上級妃や有力官女に相手にされず、余った簪を毒味役として奮闘していた猫猫へ気まぐれに手渡したに過ぎませんでした。李白自身には、猫猫を娶る意図など微塵もありませんでした。

しかし猫猫にとって、これこそが喉から手が出るほど求めていた「通行手形」でした。後宮の規則では、男性から貰った簪の持ち主を指名し、その者が身元引受人となって後宮管理部へ保証を行えば、外泊を伴う外出が認められる仕組みになっていたからです。猫猫は李白を呼び出し、外出許可の証である「木札」の発行を要求します。

突然の要求に困惑する李白に対し、猫猫は冷徹な取引を持ちかけました。身元引受人として木札の発行に同意すれば、花街屈指の高級妓楼「緑青館」にて、最高位の妓女である三姫の一人・白鈴(パイリン)を紹介するという破格の条件です。色街の最高峰に憧れる李白にとって、断る理由はありませんでした。こうして真鍮の簪は、無骨な武官と薬師の少女の間で結ばれた「契約履行の担保」へと姿を変え、猫猫は念願の花街への里帰りを成し遂げたのです。

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