有料本と何が違う?棒編みカーディガンの無料編み図に潜む注意点と活用法を徹底解説
棒針編みでウェアを編む際、成否の9割を握っているのが事前のスワッチ(試し編み)とゲージ計算です。無料パターンを使うニッターの多くが、指定糸とは異なる安価な毛糸や手持ちの糸を流用します。ここでスワッチを編まずに突き進むと、完成したカーディガンが子ども服サイズになったり、逆にだらしなく伸び切ったりします。
10cm四方に何目・何段入るかを測るスワッチは、必ず洗って乾かした「ブロッキング後」の数値を測らなければなりません。特にウールやアルパカは水通しで縦に伸び、コットンは横に広がる性質があります。身頃全体の目数が200目ある場合、10cmあたり1目のズレが生じるだけで、身幅全体では5cm以上の誤差に直結します。
また、糸の使用量の計算ミスも深刻なトラブルを招きます。カーディガン一着には通常400g〜600g(並太毛糸で10〜15玉前後)の糸を消費します。途中で毛糸が足りなくなり、同じロット(染色番号)の糸が市場から消えていた場合、色の境目が目立つツートンカラーになってしまいます。無料パターンで代替糸を使う際は、グラム数ではなく必ず「総メートル数(糸長)」で必要量を算出し、最低でも指定量の10%増しで購入するのが鉄則です。
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