Gta6の有効期限表示はどこに?日本版Ps5パッケージの仕様とコード期限の証拠を徹底追跡
「170日」という数字は、適当に選ばれたものではありません。この数字の背後には、日本の金融法制である「資金決済に関する法律(資金決済法)」の厳格な規制が存在します。
資金決済法において、ゲーム内通貨や前払いでサービスを受けられる権利(ポイントやシリアルコード)は「前払式支払手段」に分類されます。企業がこの前払式支払手段を発行する場合、未使用残高が基準日において1,000万円を超えた際、発行者は発行残高の2分の1以上の額を法務局に供託(発行保証金の供託義務)しなければなりません。
しかし、同法第3条第1項第4号には決定的な例外規定が存在します。
「発行の日から6月以下の期間内に限り使用することができる前払式支払手段については、本法の規定を適用しない」
つまり、有効期間が6カ月未満(約180日未満)であれば、パブリッシャーは莫大な供託金を用意する必要も、定期的な行政報告を行う義務も免除されます。カプコン、スクウェア・エニックス、バンダイナムコをはじめとする日本のゲームメーカー各社が、モバイルゲームの有償通貨や引換コードに「180日」や安全マージンを取った「170日」「150日」という有効期間表記を採用しているのはこのためです。
海外パブリッシャーであるロックスター・ゲームスやその親会社Take-Two Interactiveが、日本法人を通じて『GTA6』の日本版を販売するにあたり、ゲーム内通貨「GTAマネー」や追加コンテンツのコードを前払式支払手段の規制から除外するため、法務リスク対策として170日ルールを適用したというのが法的な実態です。