元ブルゾンちえみ「35億」ネタ全セリフ&楽曲の秘密|キャリアウーマン誕生の真相を徹底解説
ネタの核心である独特の所作と口調は、まったく異なる2人のアイコンから生み出されました。藤原史織自身が公言している通り、その着想源はビヨンセと桃井かおりにあります。
海外アーティストのライブパフォーマンスを好んで研究していた彼女は、ビヨンセが放つ「一歩も退かない堂々とした女性像」と、圧倒的なフィジカルの迫力を舞台上のたたずまいに移植しました。胸を張り、両脇に男性を従えて闊歩するフォーマットは、まさにグラミー賞ステージのディーヴァそのものです。
一方で、発声のアプローチは驚くほど抑制されていました。声を張り上げて笑いを取りに行く一般的な漫才スタイルを避け、低音で息を多量に含ませながら語りかけるトーンは、桃井かおりの独特なウィスパーボイスとアンニュイなリズム感を意識的にトレースしたものです。「ダメウーマン」や「新しいガム、食べたくない?」といったフレーズが耳に残るのは、この計算されたささやき声と、重厚な洋楽トラックのコントラストによるものでした。
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