御巣鷹山墜落事故の時系列を徹底解説!福田博航空機関士の32分間の闘いと現在

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1985年8月12日夕刻、羽田空港から伊丹空港へ向けて離陸した123便に何が起きたのか。事故調査報告書およびCVR音声記録を基に、発生から墜落までの緊迫した経緯を時系列で整理します。

時刻 機体の挙動とコックピット内の状況 福田航空機関士の発言・対応
18:12 羽田空港を定刻よりやや遅れて離陸。順調に上昇を開始。 各種計器のモニタリング、巡航に向けたシステム管理を実施。
18:24:35 相模湾上空(高度約24,000フィート)で衝撃音。客室高度警報音が鳴動。 「スコーク77(緊急事態)」の発信を確認。直後に「ハイドロリック・プレッシャー(油圧)が落ちています」と油圧異常を察知。
18:26頃 操縦桿の反応が消失。機体はフゴイド運動とダッチロールを開始。 「ハイドロプレッシャー、オールロス(全油圧喪失)」を報告。全4系統の油圧計がゼロを指している壊滅的状況を機長らに伝える。
18:31頃 客室乗務員とのインターホン連絡。酸素マスク着用状況やドア破損の有無を確認。 客室乗務員に対し「酸素が出ているか」を確認。後部ドア破損の可能性について冷静に情報収集を図る。
18:40頃 機長指示により、空気抵抗を利用して機首を下げるため主脚を緊急降下。 油圧が効かないため、電気・自重落下によるオルタネートギアダウンを手動で実行。「ギア降りました」と報告。
18:45以降 機体は山岳地帯上空へ迷走。左右エンジンの出力差(推力偏向)のみで旋回と高度制御を試みる。 エンジン出力の調整補助、フラップ操作のオルタネート駆動を試行し、機長・副操縦士へ状況を逐次コール。
18:56:30 急激な降下とロールが発生。右主翼が立木に接触後、御巣鷹の尾根に墜落。 最後まで警報音と激しい揺れの中で復旧操作を継続。18時56分28秒の音声記録途絶まで職務を全う。

衝撃音発生直後から機内は減圧し、操縦系統が完全に麻痺するという、マニュアルにも想定されていない未知の領域に突入していました。その中で福田機関士は、パニックに陥りかねない状況下でも怒声を発することなく、淡々と、しかし極めて的確にメーターの数値を読み上げ続けました。

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