鳥の鳴き声「ちょっとこい」の正体は?早朝に響く不気味な声とコジュケイの生態を徹底解剖
「なぜ決まって朝早くや夕暮れ時に鳴き散らすのか」という点には、コジュケイの生態に基づいた明確な理由があります。
第1の理由は、繁殖期における縄張り宣言とディスプレイです。特に春先から初夏にかけてはオスの発情期にあたり、自らのテリトリーを主張するために鳴き声を張り上げます。一羽が鳴き始めると、近くにいる別のオスが対抗して「チョットコーイ」と鳴き返し、山全体で掛け合いのような大合唱が巻き起こります。
第2の理由は、家族群(パーティ)同士の位置確認です。コジュケイは非繁殖期も含めて数羽から十数羽の群れで行動しますが、背の高い下草や藪の中を歩いて移動するため、視界が遮られやすい環境にいます。お互いが見失わないよう、声を使って「ここにいるぞ」「敵はいないか」とコミュニケーションを取り合っているのです。早朝に採餌を開始する時間帯や、ねぐらに戻る夕暮れ時に鳴き交わしが活発化するのはこのためです。
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