資生堂スポッツカバーの原点は?70年続くカバーメイクの進化と最新活用法を全貌公開
スポッツカバーの顔料濃度は、一般的なリキッドファンデーションの数倍に達します。そのため、普通のリキッド感覚で塗布すると確実に失敗します。自然な仕上がりと圧倒的なカバー力を両立するためのプロの手順は以下の通りです。
ステップ1:手の甲で「体温ブレンド」
指や筆でジャーから直接すくい、そのまま肌に乗せるのは厳禁です。つまようじの先端、あるいはスパチュラでゴマ粒半分程度の極少量をすくい取り、手の甲に乗せます。指の腹で数回くるくると練ることで、配合されたワックス成分が体温で柔らかくなり、肌への密着度が劇的に向上します。
ステップ2:コンシーラーブラシによる精密配置
シミ・アザ補正には、コシのある平筆型のコンシーラーブラシを使用します。ブラシの毛先にほんのわずかに馴染ませ、隠したいシミの「中心部」から垂直にトンと置きます。このとき、シミの外側に向かって塗り広げるのではなく、「輪郭の境目だけを周囲の素肌に向かってぼかす」のが最大の秘訣です。中心部の厚みを保ったままフチだけをフェードアウトさせることで、肌との境界線が消え去ります。
ステップ3:水なしスポンジ叩き込みによる定着
ブラシで置いたあと、キメの細かいメイク用スポンジを使い、患部の上から真下に向かって垂直に軽くスポンジ叩き込みを行います。横に滑らせるとせっかく隠した部分が剥がれてしまうため、垂直にスタンプを押すイメージで余分な油分を吸い取らせてください。このひと手間で、衣服やマスクへの色移りが大幅に防げます。
ステップ4:密着パウダー仕上げでロック
仕上げには、粒子の細かい無色のルーセントパウダー(フェイスパウダー)をパフにしっかり揉み込み、患部を包み込むように優しく押さえます。この密着パウダー仕上げにより、油分が揮発して固化し、汗や皮脂に極めて強いウォータープルーフ状態が完成します。