小窓とは何の場所?剱岳の難所「小窓ノ王」の危険地帯と名前の由来を徹底解剖
小窓エリアを語る上で欠かせないのが、稜線上に異様な存在感を放つ怪峰「小窓ノ王(こまどのおう)」です。標高約2700m地点にそびえ立つこの巨大な岩峰(ピナクル)は、周囲の岩稜を圧倒する王冠のような形状からその名が付けられました。
剱岳の周辺には先人たちによってユニークな名称が付けられており、小窓尾根には鋭利に尖った「ニードル」や、切り立った直方体の岩峰「マッチ箱ピーク」など、険しさと形状を端的に表す地名が並びます。その中でひときわ巨大で登攀困難な岩塊として立ち塞がるのが小窓ノ王です。
小説『点の記』などで知られる明治期の測量隊でさえ、この一帯の複雑な地形には容易に近づけませんでした。遠方から眺めると孤高の王のような気高さを湛えていますが、足元に足を踏み入れた瞬間に牙を剥く、典型的なアルパインクライミングの世界です。
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