猗窩座と恋雪の泣ける過去とは?術式展開に秘めた雪の結晶の正体と悲劇の全貌
猗窩座が戦闘時に展開する代表的な血鬼術「破壊殺・羅針(はかいさつ・らしん)」。足元に展開される青白く発光する陣は、相手の闘気を感知して必中の一撃を繰り出す凶悪な能力ですが、その形状を凝視すると六花(りっか)を基調とした雪の結晶を描いていることが分かります。
この紋様は、人間時代に病弱だった恋雪が常に身につけていた「雪の結晶 髪飾り」と完全に一致します。鬼となった狛治は、無惨によって人間時代の記憶を根こそぎ消し去られていました。自分が誰であったのか、何を愛していたのかすら忘却の彼方に追いやられていたにもかかわらず、彼の無意識は恋雪の象徴である雪の意匠を足元に敷き、その上でしか戦うことができなかったのです。
さらに、彼が術式を展開する際の腰を深く落とした特徴的な構えは、後述する師匠・慶蔵から教わった素流(そりゅう)拳法の基本姿勢にほかなりません。至高の武を目指す求道者の足元には、常に恋雪への想いが敷かれていたという事実は、彼がどれほど記憶を消されても魂の根幹までは奪われなかった証左といえます。
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