世界一難しい漢字の書き順と画数は?驚異の57画ビャンを美文字で書く裏技
中国の陝西省西安周辺では、子どもたちがこの複雑な文字を暗記するために唱える口承の歌(順口溜)が存在します。このフレーズの順序通りに筆を進めるだけで、誰でも57画の筆順を一切間違えることなく書き上げることが可能です。
現地で伝承されている代表的な覚え歌と、それに対応する書き順のステップは以下の通りです。
1. 一点飛上天(一点が天高く飛び)
まず中央最上部に「穴かんむり」の第1画となる点を打ちます。
2. 黄河両頭弯(黄河が両端で曲がり)
穴かんむりの上部フレーム(うかんむり部分の横折れ)を引きます。
3. 八字大張口(八の字が大きく口を開け)
穴かんむりの下の「八」の部分を左右に払います。
4. 言字往裏走(言の字が中へと入る)
中央に「言」を縦長にバランスよく配置します。
5. 左一扭、右一扭(左にひとねじり、右にひとねじり)
「言」の左と右の空間に、それぞれ「幺」を書き込みます。
6. 西辺長、東辺長(西側も長く、東側も長い)
さらにその外側、左右の下部に「長」をそれぞれ配置します。
7. 中間坐個馬大王(真ん中に馬の大王が腰掛ける)
2つの「長」に挟まれた中央のスペースに「馬」をどっしりと据えます。
8. 心字底、月字旁(心は底にあり、月は傍らにあり)
文字の左端に「月」を添え、下部中央に全体を受け止める「心」を書きます。さらに右端の空いたスペースに「刂(りっとう)」を入れます。
9. 留個鉤搭掛麻糖(留め針を引っ掛けて麻糖を吊るし)
右側の収まりを整え、文字の重心を確定させます。
10. 推個車車走咸陽(手押し車を押して咸陽へと進む)
最後に見事なストロークで「辶(しんにょう)」を引き、文字全体を左下から右下へと包み込みます。